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2006.06.05 感想など
2時間ほど前に夜勤から帰ってきた植村です。
今日は摺上原の合戦のあった日でした。

先日届いた本をぼちぼち読み進めてたりするので所感をひとつ。
ほぼ自分用の読書メモ+腐女子発言多数。

とりあえず、呼んだ順番に。

浜野卓也 『伊達政宗』。
これは子供向け(何しろ「教科書に出てくる人の伝記」だからね)。
虎哉禅師に師事する時に小十郎と成実の他に、左馬助が遊び仲間(笑)に選ばれているのは史実なのだろうか。
小十郎はかなり活躍していて個人的に嬉しい。

ただ、大坂の陣が1ページほどに端折られているのはいかがなものか。
従って、小十郎の最期もなし、重綱の活躍もなし。
寂しい。


水野泰治 『伊達政宗』。
政宗19歳(二本松との一件あたり)から話が始まる。
この小十郎は ヤ バ い 。
政宗のために、政宗にすら語らずに権謀術数を張り巡らす策士っぷりに惚れる。
それがたとえ政宗に非難されそうな策でも、ためらわない(つまりは愛、か)。
はっきり言って白くない、ヘタレじゃない、甘くない小十郎。
(いつもはどんなだと思っているのか…)

小十郎が最期の最後に政宗に懺悔するくだりは激しく萌える。
本当は萌えとか言いたくないのだが、これ以外に相応しい言葉が見つからない貧困な語彙。
悶え死ぬかと思った。


霧島那智 『超時空戦国記 独眼竜、翔ぶ!』
関ヶ原後から始まるシミュレーション小説。
これは所謂ジャケ買い。
カバーイラスト(小島文美)の政宗にやられた。
内容は重綱を総大将に南蛮制覇のための船団を派遣するという話。
サブタイトルは「独眼竜、翔ぶ」だが、政宗は渡海しないし、出番も少ない。
私の印象では、主人公は多分、重綱だ。
しかも支倉常長とかなり懇意で、さらに珍しい。

ただし!どうにも納得できないことがいくつかあったり。
一、全編通して表記が「重綱」ではなく「重長」。
一、冒頭(1600年5月)時点で重綱が幸村の娘を妻にしている。
一、重綱の初陣がアカプルコ(メキシコにある都市)。
一、成実や綱元の名前すら出てこない。       …など。

シミュレーション小説というジャンルの性格上細かいことは言うべきではないとも思うが、特にこの4つは少々許し難い。
しかも、最終的な結末は読者の想像に一任。

というか、だ。
これじゃあ成実×重綱が成り立たない…!( 結 局 そ こ か )
一体重綱はいつ帰ってくるのか。
もう成重を根本的に阻止しようとしているとしか。

…と、重綱好きとしては嬉しいが、成重好きとしては微妙な作品だった。


この3冊の中ではダントツに水野氏の『伊達政宗』がツボなのだが…否定的な意見の方が饒舌になるのは世の常、か。
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